アトムのこと

5月の頭、
東京は突然暖かくなり始め、
入院していた母が退院しました。
そこへピンポーンとドアチャイム。
宅配便でした。
受け取ったのは立派なお花とメッセージカード。
それは、アトムが通っていた動物病院からでした。
そう、その日は、アトムの四十九日。
わかっていても、母の退院準備で忙しく、そのための引越しの荷ほどきをしていた私にはアトムのために何かしてやれる余裕はありませんでした。
アトムがいなくなって、
寂しさに襲われることは何度となくありましたが、日々の忙しさで忘れるようにしていました。
そこへお花が届きました。
アトムが猫エイズを発祥し亡くなる前、
なんとか良くなって欲しいと、
病院の前の駐車場に佇み、
アイドルタレントの出待ちか、ストーカーかってほど、
開院時間に待っている患者でした。
毎日アトムと病院に通い、点滴と薬の注射をしにいきました。
あまりの猫ばかぶりに、私とアトムは印象に残っていたのかなー?と思ったりして。
あれがたった四十九日前のことだったのか?としみじみ思います。
永いような、
短いような、
変な感覚です。
されど猫、
じっとしていると考えてしまいますので、
考えないのが一番。
ま、
いずれお空に昇ったら会えるでしょう。
有り難い、
ほんとにアトムは、
幸せをくれた猫でした。
出掛けていく時間が取れないので、
先生にはお礼の電話をしました。
この場を借りてもう一度、
ほんとにありがとうございました。











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